このブログを始めたいと思ったきっかけが、娘がHSCであると気づいた頃でした。
HSC…Highly Sensitive Child(人一倍敏感な子)。
アーロン博士によって提唱された気質のことです。
私自身がHSPの気質があり、娘は私以上に挙げられている項目に当てはまっていて驚きました。
具体的事象
- すぐにびっくりする
- 驚かされるのが苦手
- 強く叱るより、説明して優しく諭すと涙を流し理解する
- エスパーか?と思うくらい私の考えていることがわかる(1才の頃、私がふと考えたものを持ってきたときはむしろ怖かった…)
- 匂いに敏感
- 帰省したときなど興奮すると中々寝付けない&早く目覚める
- 進級してから「幼稚園行きたくない」が出てきた(新しい環境に慣れるのに時間がかかる)
- 質問が多い
- 服が濡れるとすぐに着替えたがる
- 完璧主義。出来ないと癇癪を起こす
- 人の気持ちに敏感。夫婦の会話を遠くでしっかり聞いていて、話し合いになると場を和ませようとやってくる
- 大勢でわーーーと遊ぶより、草を摘んで遊んでるタイプ
- 「まーちゃんが死んだらどうする?」(当時3歳)等を聞いてくる
- 痛みに敏感。予防接種は年々難しくなってくる…
- 細かいことによく気がつく。来客用スリッパをしまい忘れていたら、「今日〇〇さんきたの?」と聞いてきたり、母のネイル(透明)にも気づく。夫は未だに気づいていない笑
- 石橋を叩いて渡るタイプ。むしろ叩きすぎて日が暮れて渡らない。
- 物事を深く考える
上記のことがHSPの項目にもあり、「この子はなんか不思議な子じゃなく、こういう気質の持ち主なんだ」とホッとしたことを覚えています。
対応を考える
そこで「HSCの子育てハッピーアドバイス 著:明橋 大二さん」という書籍を購入し読んでみました。
こちらはマンガの挿絵も多く、一気に読み進めることができました!
この書籍で娘はHSCだと確信し、そして今自分が娘とどう付き合うかを再確認できました。
まずは受け止める。そして「一人の人間」として接する。
この二つを心がける事にしました。
どうしても「子供扱い」してしまうことがありましたが、まーちゃんが不思議に思って質問してきたことも、きちんと説明することを肝に銘じました。
また、先生へのページもあったので、この先担任の先生にもわかって欲しいことが出てきた場合、この本を見せながら説明できる、といい道具?ができたなとも感じました。
市の保健師への相談
3歳半健診のときに保健師の方にまーちゃんの気質について相談しました。
住んでいる市のの3歳半健診は、新型コロナウイルスの影響を受けて延期を重ね3歳11ヶ月でようやく受けることができました。
質疑応答などは大体クリア(なぜか緑と青がごちゃ混ぜになっていることを、ここでも披露してました、笑)して、歯科検診・身体測定・内科受診と無事に終えました。
質疑応答の保健師さんとの面談で、HSCについて軽く相談するとこちらの保健師さんは心理担当の保健師さんへと繋ぐことを約束してくれました。
そして、心理担当の保健師さんとの面談。
この面談の待ち時間に、まーちゃんはお友達と仲良く遊んでいたのですが、その姿を観察していた様子。
「こんなに笑顔でお友達と遊べてるので、まずは大きな問題はないと思いますよ」との言葉から面談は始まりました。
私と保健師さんの会話を、与えられたお絵かきをしながら耳を澄ませているまーちゃん。
やはり大人の会話を聞き逃すまいとしている様子は娘の特徴だなと思いました。
まーちゃんに対して保健師さんはいくつか質疑応答をし、絵を描かせ…
そんな時、
まーちゃん「上でガタガタする音がするねー」
(多階層の建物でした)
そうなんです、音にも敏感なんです。
これらを踏まえて保健師さんは
「この子はしっかりと説明するように答えますね、対応を見ていても発達障害などはありません。やはりHSCの気質があるんでしょうね…でもお母さん、このことで何か困ったことはありますか?」
この質問にハッとしました。
確かに困ったことはない。むしろ赤ちゃんの頃は育てやすいとすら思っていた…。
もちろん「幼稚園いきたくない!」と朝の園庭でごねるのにはうんざりしてしまいますが、日常で困ったことはないな、と。
HSCという言葉を知り、当てはまることが出てくるとそこばかりに注目してしまっていたと反省しました。
しかし保健師さんは「今は困ったことはあまりないと思いますが、小学校・中学校と進級するにつれて娘さんにとって困難が出てくるかもしれません。今みたいに音に気を取られてしまい集中力があまり続かないと、学習能力に影響するかもしれません。なので家では集中できる環境を作ってあげることが大切になってきますよ。」と言いました。
そうだよな、私じゃなくてまーちゃんが困るのか。
そう感じました。
そのため、まーちゃんはまだ4歳ですが(R3.2月現在)あらゆる状況での対処法を早い段階から伝えていきたいと思いました。
まーちゃんがHSCの特徴を生かして幸せな人生を歩んでいけることを願っています。
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